電気配線/制御盤製作

CC-Link ケールブの加工方法/配線の準備

この記事は制御盤組立1年目の独学組立工が執筆しています。間違いがあれば「公式ラインアカウント」または「お問い合わせ」からご連絡ください。

 

CC-Link ケールブの加工

CC-Linkとは三菱電機株式会社によって開発されたオープンフィールドネットワークです。CC-Link ケールブはCC-Linkの専用ケーブルで機器をつなぐ通信ケーブルと言う事になります。

 

このCC-Linkケーブルは多芯ケーブルで、使用するためには少々加工が必要となります。

今回はその加工(電線の色/シールド線/コネクタの接続)について、実際に私がやってみて分かり難かった点を補足しつつ解説しようと思います。

 

ケーブルの構成

加工する為にはケーブルの構成について理解する必要があります。

構造は下記のようになっていますのご覧ください。

 

CCLink仕様

 

上記の断面に注目してください。この構成が分かっていないと加工間違いが起きてしまいますので実物と見比べてしっかりと把握しましょう。

私の場合はドレイン線とシールド(遮へい)の区別が良く分からずに混乱してしまいました。

 

断面図には配線の色とコネクタの端子記号が示されていおり、基本的には相性は決められています。

ケーブルの電線の種類 コネクタの端子番号
青色 DA
白色 DB
黄色 DG
ドレイン線 SLD
シールド SLD(使用しない場合あり)

 

実物

コネクタには種類があり、形状によって番号の配列に違いがあります。

FGはフレームグラウンドの事です。基準電位を取ります。

 

補足  CC-Linkケーブルの電線の色とコネクタの端子番号の相性について

色と記号の相性は指定されていますが、指定と違う電線を接続をしても問題ありません。
電線の色が何色であろうとも機器間のDA同士、DB同士、DG同士が接続されていれば通信は可能です。

ただ指定がある以上はそれに従う方が迷う事がなく、接続の確認もし易いと思います。

 

加工方法

加工方法の手順ですが、ケーブルの「シースを剥く」⇒「シールド線を作る」⇒「収縮チューブで処理」で完了となります。

それでは具体的な方法を説明していきます。

 

シースを剥く

私はまだまだ未熟なのでケーブルストリッパーでシース(保護外被覆)を剥きます。ベテランともなるとニッパーやカッターで上手に剥く事も出来るようです。

注意として中身のシールドの網や電線に刃物が到達しないようしましょう。もしシールド線や電線に刃物が到達してしまったら短絡などの原因にもなりかねないので、やり直した方が良いと思います。

 

シースを剥く

*クリック拡大

 

シールド線を作る

シースを剥いたら次はシールド線(SLD)を作りますが、シールド線の作り方は2通りあります。

  • シールド網を除去してドレイン線のみを使用する方法
  • シールド網とドレイン線を組み合わせる方法

それでは2通りのシールド線の作り方を解説します。

 

ドレイン線のみ接続する場合の方法

  1. シールドとドレイン線を分離します
  2. シールドをカットします
  3. ドレイン線をより合わせます
  4. 絶縁チューブを被せて完了

ドレイン線のみでシールド線を作る場合は絶縁チューブのサイズは内径1.5mmを使用します。

 

*下記の作業イメージをご覧ください

ドレイン線のみ

*クリック拡大

シールドとドレイン線を分離します。

シールドをカットします。

ドレイン線に絶縁チューブを被せて完了です。

 

シールド網とドレイン線を組み合わせて接続する場合

  1. アルミテープを除去します。
  2. シールドの網に空間を開ける
  3. 電線を分離する
  4. シールドとドレイン線をより合わせます
  5. 絶縁チューブを被せて完了

シールド網とドレイン線でシールド線を作る場合は絶縁チューブのサイズは内径3.0mmを使用します。

この方法はシールド網から電線を分離する作業でシールド網がほつれてしまい、最後にドレイン線とより合わせた時に綺麗にまとまらない難しさがありますので、なるべく丁寧な作業を心がけます。

 

*下記の作業イメージをご覧ください

シールド網とドレイン線

*クリック拡大

アルミテープの除去

シールドの網に空間を開ける

電線を分離する

シールドとドレイン線をより合わせて絶縁チューブを挿入する

 

*補足

シールド線には絶縁チューブを使用する事になっており、私が使用している絶縁チューブは「イラックスチューブ」の透明です。

引用抜粋:住友電工 イラックスチューブA

一般用の耐熱チューブ
■耐油性・耐薬品性に優れる
■透き通った色彩
✔RoHS10物質対応済み

用途
抵抗、コンデンサ等のリード線の絶縁、保護
高温にさらされるリード線、部品保護
AV機器、OA機器、通信機、計測器等の配線用リード線の絶縁

 

収縮チューブで処理する

シールド線が出来たところで、シースを剥いた部分の境目を収縮チューブで処理します。

アルミテープが巻き付いている場合にはアルミテープを除去して、電線とシールド線をばらけさせた状態にして作業をおこないます。

 

ポイントとしては収縮チューブで処理すると電線の配列が固定されてしまうので、CC-Link ケールブの電線を接続先の電線配列と同じ並びにして置き、収縮チューブで処理すると作業性が良いと思います。

 

収縮チューブ

*クリック拡大

アルミテープを除去

収縮チューブと電線の配列

 

完成

ここまでの作業で下記の状態となります。

完成

 

この状態となればあとは電線のを接続するだけですが、接続には色々な方法があります。

例えば下記のような接続パターン

  • 裸圧着端子(R形とY形)を使用する場合
  • 圧着端子を使用しない場合
  • 裸ブレード端子を使用する場合
  • フェルール圧着端子を使用する場合

接続方法は様々ですが、コネクタの形状や作業者のセンスなど状況に応じてやり方を変えます。

 

まとめ

今回はCC-Link ケールブの加工方法についてまとめてみました。単線しか扱ったことがないと少々とまっどてしまうかもしれません。多芯ケーブルでしたらCC-Link ケールブに限らずおおそよこのような処理方法となると思います。参考にしてください。

*電気配線におすすめの工具はこちらで紹介しています ⇒ 「制御盤組立に必要なおすすめ工具」

 

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以上です。

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