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バックカメラやナビやオーディオの不具合/ノイズ対策の方法

2020年4月24日

 

今回は「バックカメラやナビやオーディオの不具合/ノイズ対策」についての記事です。

自動車には様々な電子機器が搭載されていますが、純正やオプション品ではなくDIYの後付けで取付けた場合、誤動作や不具合が起きることがあります。

電子機器の誤作動や不具合の原因にはノイズが考えられますが、ノイズ対策は簡単ではありません。

そこで今回は、私が実際に行った効果があったノイズ対策を紹介したいと思います。

 

バックカメラやナビやオーディオの不具合

DIYで電子機器を取付ける

車いじりが好きな方は、DIYで電子機器を取付けることが多いのではないでしょうか?

 

例えばこのような電子機器

  • バックカメラ
  • ナビ
  • オーディオ
  • レーダー探知機

この様な電子機器は比較的誰でも作業ができるので、DIYで取付ける人も多いことでしょう。

私ももれなく、電子機器を自分で取付けることが多いのですが、以前とあるトラブルが起きてしまったのです。

 

こんなトラブルが起きました

  • レーダー探知機に後付けでバックカメラを取付てレーダー探知機に映像を表示させる作業を行った
  • バックカメラが誤作動してしまう

さてこの原因は何なのでしょうか?次項から詳しく解説していきます。

 

レーダー探知機の誤作動

私が使用しているレーダー探知機はユピテル製で、バックカメラはネット通販で購入した無名のモノでした。

システムとしては、「バックランプ(バックギアに入れる)からの信号がレーダー探知機に入るとレーダー探知機の画面がバックカメラに切り替わる」と言うものです。

 

誤作動の発生状況

  • 普通に走行しているだけで勝手に「バックカメラに切り替わる ⇒ レーダーの画面に戻る」を不定期に繰り返す

 

レーダー探知機とバックカメラ

 

特に「夜」や「雨の日」が誤作動が多かったように感じました。

この現象は「不定期でレーダー探知機にバックランプの信号が入っている」事なのですが、でもバックランプは点灯していないわけです。

 

誤作動の原因はなに?

  • 「ノイズ」が原因で間違いないだろうと思いました。

 

*ノイズについては下記の引用をご覧ください。

引用抜粋:村田製作所 ノイズ対策部品/EMI除去フィルタ

電子機器に外部から強力な電磁波が加わると、回路に不要な電流が誘導され、意図しない動作を引き起こしたり、本来の動作を妨げる場合があります。外部から加わるエネルギーが強力なときは、電子機器が破壊されることもあります。外部から加わるエネルギーが小さくとも、放送や通信に使う電波に混入した場合は、放送や通信の電波の弱い場所では受信ができなくなったり、音声に異音が入ったり、映像が乱れたりします。このような外部の電磁波による障害を、電磁ノイズ障害と呼び、障害を与える電磁波を電磁ノイズ(以下ノイズ)と呼ぶことにします。

 

ノイズの影響として考えられた事は下記の3つでした。

  • バックランプの信号線からノイズが入ってきている
  • バックカメラの電源からノイズが入ってきている
  • 一緒に束ねている電線や車体のボディからノイズが乗ってきている

 

まず初めに、私が行ったことは「信号線と電源線にフィライトコアを取付ける」でした。

 

引用抜粋:フェライトコアとは (北川工業株式会社)

ノイズ電流が流れているケーブルに フェライトコアを取り付けることにより、フェライトコアの磁化に応じてケーブルのインピーダンスが増加し、ノイズ電流の伝播を抑えます。また、コアの磁化 に伴いノイズのエネルギーを吸収し熱に変える働きもあります。

 

このフィライトコアを取付けて、数日様子を見たのですが残念ながらレーダー探知機の誤作動は全く改善されませんでした。

そこでフィライトコアの取付けている場所が悪いのではないか?と思い「バックカメラ側のトランク」「レーダー探知機側」「バックカメラとレーダー探知機の中間」など色々と試したのですが、それでも改善されなかったのです。

 

誤作動の改善とノイズ対策

前述の通り、信号線と電源にフィライトコアを取付けても誤作動の改善が見られなかったので、可能性として考えられた最後の1点について対策する事にしました。

 

  • バックランプの信号線からノイズが入ってきている ⇐ フィライトコアで改善せず
  • バックカメラの電源からノイズが入ってきている ⇐ フィライトコアで改善せず
  • 一緒に束ねている電線や車体のボディからノイズが乗ってきている ⇐ 対策してみる

ただ対策しようにも、電線を通すルートは決まっているし電線の束ね方だけを変えて本当に改善するのか?と少々悩んでいました。

 

そんなある日、装置の電気工事に来ていた電気屋さんに相談したところ良いことを教えてもらいました。

  • 電線をノイズから保護する「ノイズプロテクトチューブ」がある

 

ノイズプロテクトチューブ

興和化成株式会社のノイズプロテクトチューブ

 

これは仕事で普段使用しているマジックチューブと呼ばれる電線に巻き付けて保護したりまとめておくタイプのノイズ対策バージョンの商品でした。

このノイズプロテクトチューブは裏地にノイズ保護材(アルミ材)があり、そこからアースも落とせるようになっています。

 

ノイズプロテクトチューブの取付け

実際にノイズプロテクトチューブを取付けてみます。私が取り付けた箇所は「トランクエリア」です。

*「トランクからバックカメラまでの20㎝」と「トランクからレーダー探知機まで1m」くらいは保護していません。

 

ノイズプロテクトチューブの取付け

*クリック拡大

トランクエリアの電線に巻き付けました

 

結果は、、、

  • 100%改善しました。走行中に誤作動してバックカメラに切り替わる事は一切起きなくなりました。

この対策を実施して既に3年経過していますが、1度も誤作動していません。

 

正直驚きましたここまで完璧に改善するのかと。

私がそうだったように、車載の電子機器のノイズ問題で悩んでいる方もいると思います。もしこのような対策をやっていない場合は是非試して頂きたい方法です。

 

バックカメラやナビやオーディオの不具合のポイントまとめ

それでは、バックカメラやナビやオーディオの不具合ついてまとめておきましょう。

 

荷積み作業のポイント

  • 電子機器の誤作動の原因にはノイズが考えられる
  • ノイズの対策は一筋縄ではいかない
  • 一般的には流通していない、電線をノイズから保護する「ノイズプロテクトチューブ」で解決する可能性がある

以上、3つのポイントです。

 

今回は、バックカメラのノイズ対策について、私が実践して効果があった方法を紹介しました。ノイズ対策は目に見えるわけではないので、簡単に対策できるものでありません。そう言った意味で、今回の記事が参考になればと思います。

 

*ノイズプロテクトチューブの購入はこちら

 

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以上です

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